わきがの治療には、一般的に外科治療やエステサロンで行われる永久脱毛などの理学療法があります。
激しく運動したり、暑いと特に脇の下に汗をかきますが、この脇の下にあるアポクリン汗腺の汗は、タンパク質、糖類、アンモニア、鉄分、蛍光物質、脂質などを含んでいます。
このアポクリン汗腺の汗に含まれる分泌物が脇の下の細菌に分解されて、独特の臭いがします。
一般的に「アポクリン腺」が多い人が「わきが」なのです。
徹底的、根本的にわきがを治すには手術しかありませんが、自分でわきがの改善に取り組んでみてはいかがでしょう。
まず、わきの汗をこまめに拭きとって、清潔を心がけましょう。
わきの下の汗を拭くときに、殺菌剤を含ませたコットンを使うと、黄色ブドウ球菌などの常在菌を殺菌するのに効果があります。
昔からホウ酸が殺菌剤としては使われてきましたが、市販の消毒用軟膏などでも同じ効果があります。
次に、わき毛の処理をきちんとすることです。
わき毛には皮脂がからみやすく細菌が繁殖する温床になりやすいのです。
また、あくまで一時的でしかありませんが制汗剤を上手に利用する方法も有効です。
その後にどんな治療法を行なうにしても、日常的にシャワーや入浴をこまめにして、わきの下をいつも清潔に保つことが、わきがの原因解消に大切なことです。
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わきが対策として、下記のことに注意してください。
１、脇毛の除毛ー脇毛は雑菌が繁殖する原因でもあるので、脇毛を除毛することである程度はわきがを抑えることができます。
２、脇の下を常に清潔にするー汗の中の成分が雑菌と一緒になると、わきがの臭いの元になりますので、汗はこまめに拭きましょう。
３、服は毎日着替えるー汗の付いた服はほっておくと汗の雑菌が繁殖してわきが臭くなります。
服を少しの間でも着たら汗はついているので着替えたほうが良いでしょう。
また、下着を着ないで直接服を着ると、汗で服が汚れ、わきがの臭いも付きます。
吸収性のよい下着を着た方が良いでしょう。
４、食事に気をつけるー脂肪は、わきがの元であるアポクリン腺の活動を盛んにするので、できるだけ脂肪を避けるような食べものにしましょう。
５、もっと身近にできる方法としてお風呂を利用するという、どちらかというと手軽な方法があります。
風呂の湯に醸造酢または黒酢を入れて入浴する酢風呂が有効だといわれています。
普通の酢の場合なら180リットルの湯にコップ１杯、黒酢ならおちょこ１杯を浴槽に入れて入浴します。
酢の主成分であるクエン酸には殺菌作用があるため、皮膚表面を酸性に保って雑菌の繁殖を抑えます。
また、クエン酸の一部が汗腺から吸収されることで血行がよくなり、相乗効果でクエン酸回路を促進し、乳酸の生成を抑えるので、強烈なアンモニア臭も解消できるということです。
このようなことから酢は雑菌の繁殖を抑え、血行をよくして、クエン酸回路を正常に働かせることがポイントですので、わきがの原因解消には、お風呂を有効に利用したいものです。
