女性が年齢を重ねるほど、大きな悩みとなってくるのが肌のたるみですが、その現れ方も肌のタイプや顔つきなどによって、人によって様々です。
「たるみ」は加齢によって、皮膚の弾力が失われておこります。
肌は、表面を覆っている「表皮」、表皮を支える土台の役目を持つ「真皮」、「皮下組織」の3層に分かれており、肌のたるみは肌の基盤となる真皮と皮下組織の部分で、皮膚力の低下によりたるみが起こります。
また、それ以外にたるみの原因となるのが、筋力の低下で、特にフェイスラインのたるみは表情筋の筋力不足が大きな原因です。
普段、顔の筋肉をあまり使わない生活をしていると、顔の土台である筋肉がどんどん衰えて、真皮がたるんでしまうのです。
因みに、顔の表情筋は薄い表皮のすぐ下にあるので、筋肉がたるむと肌も一緒にたるんでしまうのです。
口角が下がったり、二重アゴができるのは、筋肉のたるみが深く関係しています。
また、加齢と共に出現する法令線(ほうれいせん)は、他のしわに比べ非常に深いために通常のしわ対策化粧品ではほとんど効果は得られないため、法令線の改善には、美容外科でのコラーゲン注入やヒアルロン酸注入が効果的です。
たるみの種類
毛穴頬にできるたるみ
たるみ毛穴頬にできる、縦長の毛穴の開きはたるみの初期に起こりやすく、30歳頃からよく見られるようになります。
毛穴のまわりを支えるコラーゲン線維がダラーンとたるんで、毛穴が開いてくる状態です。
紫外線やタバコもコラーゲンを傷め、毛穴を開かせますので気を付けましょう。
涙袋目の周りのたるみ
涙袋目の周りにある脂肪を支える皮膚や筋肉がたるみ、下まぶたの部分がぷっくりふくらんで見える状態です。
二重アゴ頬からあごにかけてのフェイスラインがたるんで下がり、顔の輪郭がぼやけた状態です。
ほうれい線や口元のたるみ
ほうれい線や口元の皮膚や頬の脂肪がたるんで下がったことから、小鼻周辺から口角にはしる法令線。
たるみが出る部分は人それぞれ違いますが、たるみやしわができにくい肌質へ改善・解消できるように頑張りましょう。