睡眠は生きていく上で必要不可欠な本能です
極度の不眠症に悩まされている人は、安易な不眠症対策をしても、逆効果で精神的なストレスが余計大きくなってしまう場合があります。
「不眠症は、直りますよ!人は眠らないと生きていけませんから、眠たくなれば勝手に寝ますので深刻に受け止めないでください」
このようなアドバイスを受けたり、「睡眠薬や安眠まくらを使ったらどうですか?」などの対処療法を薦める人もいます。
たしかに、一時的な効果が期待できるでしょうし、それがきっかけで不眠症が改善した人も少なくありませんので、不眠症が軽度の人には効果があると考えてもいいのかもしれません。
では、どのようにしたら不眠を改善できるかといいますと、まず睡眠は生きていく上で必要不可欠な本能であるということをしっかりと理解することから始まります。
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不眠症解消にはバランスのとれた生活習慣で。
不眠症解消にも、普段の生活習慣としていることを簡単に削ったり、減らしたら健康を害するものだという意識を持つことが重要なのです。
例えば食事。1日何も食べなければ、病気でもない限りお腹がすきますし、飲まず食わずでは身体に悪いという意識が働くのではありませんか?
睡眠も同じです。生きていく上で必要なのです。
それほど重要なのに、なぜ不眠症になってしまうのでしょう。
残念ながらその答えは一様ではありませんので、はっきりと断定することは出来ません。
ですが、たとえどのような理由で不眠症になったとしても、改善する方法はそれほど複雑なことではありません。
不眠症の対策とは、眠れないことを改善しようとするのではありません。
不眠症のきっかけは人それぞれですが、その根本にあるものを探ってみますと、3大欲求のバランスの欠如にたどり着くんです。
人間の本能である3大欲求は、どれ一つ欠けてもバランスが崩れてしまうといわれています。
また人間本来の生存本能を正常に維持するためには、バランスのとれた生活習慣と人生観などの影響も無視できないのです。
要するに、不眠症というのは部分であり、全体ではないということです。
一時的な熟睡を試みるのではなく、生き方そのものを今一度振り返って、意識のリセットをお試しください。
不眠症で悩まずにぐっすりと眠る方法
緊張を和らげる効果のあるアロマも効果的です。
辛い不眠症を改善するには、病院で診断を受け、薬を飲んだり、市販の睡眠導入剤を使って見る、またベッドや枕を工夫したり、眠る環境を変えてみるなど、いろいろな方法が考えられます。
不眠症になるには様々な原因や要素があげられますが、薬を飲むほどではないけれど・・という方には、ハンドマッサージやハーブなどでリラックスする工夫をしてみるのもひとつの方法でしょう。
ハンドマッサージは血液やリンパの循環を促し、筋肉のこりや緊張をやわらげます。
手には12のツボがあり、それぞれのツボを刺激したり揉んだりすることで、神経を休め、リラクゼーション効果も期待されます。
不眠症の改善のためには、手首の内側、人差し指の真下にある、大稜というツボをマッサージすると良いそうです。
心配や不安、緊張を和らげる効果があるとされるカモミールは、「お母さんのハーブ」と言われています。
特にカモミールローマンは鎮静作用が高く、緊張や怒りをやわらげて安眠へといざなってくれますので、不眠症の改善に積極的に取り入れたいハーブです。
アロマバスや眠る前のハーブティーとして使ったり、アロマキャンドルとしてもいいですね。